140字以降のこと

子供向け番組/映画などの話

2022年1月鑑賞リスト

1月

1.Netflixウィッチャーs2(全8話)

2.ファンタジーアイランド

3.Netflixアーミーオブザデッド(再

4.Netflixアーミーオブシーブス

5.アウトロー(再

6.アウトローNEVER GO BACK

7.死ぬほどあなたを愛してる

8.犯罪都市

9.ドラマキングダムs1(全6話)

10.ドラマキングダムs2 (全6話)

11.エクストリームジョブ

12.キングダムアシンの物語

13.スパイダーマンノーウェイホーム

14.ウィズアウトリモース

15.アイアンフィストs1-8〜10話まで

16.Amazon シンデレラ

17.ラディウス

18.ロン 僕のポンコツ・ボット

19.特捜部Q、Pからのメッセージ

20.ジェシカ・ジョーンズs1-5話まで

21.Disney+ボバフェットs1-5話まで

22.新感染半島

23.Netflix1922

24.インタビューウィズバンパイア(再

25.G.I.ジョー(再

26. G.I.ジョーバック2リベンジ(再

27.Netflixコフィー&カリーム

28.Disney+マーベルワンショット全8話

29.Netflixザハーダーゼイフォール

30.ナイトクローラー

31.Netflixモルモン教徒殺人事件全3話

 

折角なのでメモを残しておこうと思いまして。観たら必ず感想書くのはツイッターの140字くらいなんですが、タグとかつけてないので拾いようもなく…。

1月後半からムクムクと猟奇殺人系ドキュメンタリにのめり込んで久々の感覚を得て「そろそろ本が読めるかも」という気持ちになってきました。小さな子供がいても読書ができる人がいて、それが過去唯一SNSやっている中で自分に対してちょっとしたショックを受けた点なのですが、読めないのにそれでも時々本を買ってしまってツンドク(積読?)を重ねていて…ちょうど一冊届いたところでした。タイトルは「若き数学者のアメリカ」、まだ国際線飛行機の中で喫煙できた頃に初めて渡米した青年の回顧録。コロナ禍も相まって全く別の世界線のようでいて、よく考えたら父の世代。なるほど…と思いながら読み始めました。読み切れるかなあ。

クィア・アイ

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Netflixオリジナルのドキュメンタリシリーズ、現在シーズン6(各8〜10話)とin Japan(全4話)が出ています。1話完結で大体50分くらいなのでサクッと鑑賞できます。

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一番最初からもうずっと泣き倒して来たので、最近は新シーズンが配信開始されても体調やメンタルが受け止めきれそうな日を待ってからと決めています。

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ファブファイブこと5人のクィアスペシャリストがそれぞれに得意分野で「忙し過ぎる誰か」の為に腕を奮います。見失った自己を取り戻す切掛作りとセルフケアの方法を教えて普段の生活を立て直せるように後押ししていく形です。

「忙し過ぎる」は自分の主観ですが、それはなぜ出演者は「忙し過ぎる」のかを紐解くうちに、深い悲しみや傷などを見て見ぬふりしてやり過ごす為に自分を追い立てている人が多いなと感じたからです。そのストレスの表出具合はもちろん同じとは限らないけれども、多い!

それというのも、シリーズを見ていく中で思い当たる事があったのがとても大きいです。自分のパートナーが原因不明の高熱から脳炎で入院した時、子供達の世話をしなくてもいい唯一休める日中なのに心配でソワソワしながら狂ったように家中を掃除していたし、身体も心も疲弊しているのにうまく寝付けず眠るというよりは気絶。そんな状態の時に知人から最高に美味しい生サンマが10数匹も届いてしまい、それでもその日のうちに捌いて刺身にしたり。考えたくない事があるとそうやって無理してでも逃げを打つような状態になるのは紙一重だなと実感。

 

日本ではようやっとLGBTQという言葉が少しずつ知られてきたかなというところなので、身近に当事者がいないしよくわからないよという人にも観て欲しいです。クィアの説明は特にありませんが「こういう人もいるんだ」とまず受け止めつつ彼らの言葉をよく聞いて貰えたらと思います。

 

アメリカという国の中にはもちろん日本と同じように様々な問題がありますが、歴史と民族の関わる問題というものが大変大きく・長い間続いています。そこに加えて宗教、移民、セクシャリティ。さらにシーズン6では第1話の終盤からコロナ禍が始まり深刻なアジアンヘイト問題が浮き彫りに。

人は単一の面だけでなく、性・人種・言語・宗教に始まり表に掲げないことも含め様々な面を持ち千差万別多種多様な生き方をしながら互いに社会活動を通して生きている。それを見える範囲の面だけで判断してしまうことの烏滸がましさと愚かさを痛感します。

人が何かから目を背け逃げてしまうほどの辛さ、その弱さを自分で受け止めて許すことの難しさ、現状維持が時には毒でしかないこと、観ていくうちに感情移入だけではない涙を感じました。自分にも一部似た部分や似た経験を持つ人達がクィア・アイの5人と触れ合う中で起きる気持ちの変化や癒される姿に、いつのまにか自分を重ねて自分も少し救われた気持ちになれました。

 

一夜にして解決できるものはごくごく一部だけれど、毎日少しだけ目を向けていくことで改善に向かうものはたくさんあるなあと。その辺りもなんだか元気づけられます。

差別や偏見についてもこのシリーズから得られるものはたくさんあるので、世界を見る解像度が高まってくる10〜12歳くらいからどうかなーと思います!

マンダロリアン

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2019年11月からディズニープラスで配信開始、2022年現在シーズン2までの全16話。

言わずと知れたスターウォーズ派生作品、と言っていいのかな?知ってる?知らない??自分は正直言って「あーいたよねその格好の人、なんか知らんけどフィギュアとか必ず出るし謎に人気あるよねー?」くらいの知識で大変申し訳ない気持ちでしたが、その程度の人でも楽しめる優良作品ということで!推したい!

 

スターウォーズシリーズを一つも見ていなくても楽しいので、これをきっかけに少しずつ観ていくのも良いんじゃないかなと思います。勿論これまでのファンも楽しいし、ディズニーランドの乗り物しか知らない人でも楽しい…というかむしろ「あっこのロボ知ってる」が楽しい、そしてまたディズニーランドに行きたくて涙出てくる。予約埋まるの早過ぎる。

 

最強金属ベスカーを武具武器として使う戦闘民族マンダロリアンの数少ない生き残りの1人であるオジサンが主人公。宇宙を舞台にしたマカロニウェスタン的な…いや子連れ狼(自分も概要しか知りませんが小さな男の子を連れた野良オジサン剣士が日本各地を放浪するドラマ)というか。

代々伝わる宗教観?と伝統を頑なに守り、仁義と礼節!しかし強き者こそが正義みたいな部分もあり…つまり頑固で融通の効かない一族なので少数派となった今や絶滅待ったなしの状況。

そこになぜか迷子の絶滅危惧種ベビちゃんが絡んできて、ついお世話焼いてしまう…守ってしまう…可愛がってしまう…oh………❤︎

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可愛い写真を探しましたが、静止画があんまり可愛くなかったので是非本編で動く姿を見て可愛さを体感して頂きたい。

 

自分はシーズン1を観ている間にベビーのミニフィギュアを注文しましたが、コストコAmazonで時々売られているおしゃべりぬいぐるみのバッグ付きが欲しい。とても欲しい。トーキングトイに目がないのと、バッグで持ち歩けるというのがたまりません!コミコン が再開したら会場内を連れ歩きたい。

閑話休題

スターウォーズの世界観として唯一押さえておきたいのは「フォース」。

どの生命種族かに関わらず細胞内に共生する微生物ミディ=クロリアンを通してフォースという宇宙全体に存在するパワーを引き出し利用する事を「フォースを使う」などと言います。ミディ=クロリアン含有量が高い≒フォースが強い。使いこなすには長年の鍛錬が必要ですが、大抵の使い手は幼少期から知らずとそのパワーを使って危険を察知したり危機的状況を脱する為に瞬間的本能的に利用しています。

フォースを制する者は宇宙を制す、という事で悪党(≒ダークサイド)にも狙われますが、フォースを正しい事(ライトサイド)に使う事を掟とするジェダイ騎士団がスカウトし訓練する事もあります。

↑この辺のフォースに関する説明は特にないまま話が始まるので、知らなくても大体わかるけど知ってたら分かりやすいかな…(あのヴォンヴォン鳴るライトセイバーはフォースが無いと使えないのです)。

 

話が長くなりましたが、ベビーかわいい。段々必死になってくるオジサンもかわいい。

ブラッドショット

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2020年アメリカ発、ヴァリアントコミックスで原作漫画が出ている作品です。

こじんまりまとまった作品だし変なシーンも少なくて、主演のヴィン・ディーゼルが唸り吠えてスーパーパワー全開で恨み怒りを爆発させるのはとってもカッコいい。

対象年齢は10歳くらいからかな?飲酒と暴力でPG12くらいになってそうですが、飲酒は味見の一杯だけだし暴力といってもグロさはないので比較的安心して観られます。

唯一の変なシーンは、同僚美女が深夜にハイレグ水着姿でガラス張りのプールの中で空手?の型練習をしてたところぐらい。主人公がその美しさに見惚れて、その後の会話シーンに繋がっていくけど何を表現したかったのか謎…あれで彼の心のガードが下がったのかな??でもこれといってロマンス展開にはならなかったのでそこは個人的に良かったです。なんでもかんでも必ず美女が出てきて大した交流もないのに最後キスで終わるのはもううんざり。

 

全体的に悪くはないんだけど…メッチャ悪い奴がいて、翻弄されて、意地悪な奴に邪魔されて、真実が判明して、ドーンとカッコよくスーパーパワーで倒す。どのキャラもアクションがカッコよかったしSFスーパーパワーの厨二設定もそれっぽくて良かった…でもそこまで盛り上がらず。決してつまらないと切り捨てる程じゃないけど決め手に欠ける、そんな感じです。なんだろね、何が足りなかったのかな。

ナイトクローラー

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2014年アメリカ発の…これはなんと呼べば良いんだろう?サイコスリラーとも違うしな。クライムアクション的な部分もあるけど主題はそこじゃなくて人間性の話で、「映画内の行為にドン引きしてたあなた、今それで楽しんでましたよね?」というちょっと捻りのある作品でした。

基本的にはいわゆる「胸糞」です!あとピンとくる人もいると思う、これモラハラ/パワハラサイコパスの合わせ技だよね…。淡々と言葉を並べ立てられて追い詰められ決断を迫られるような経験のある人にはフラッシュバックの可能性あるので要注意。

対象年齢Gなので全年齢という事ですが、話の流れが全体を通してまあまあショッキングなのと脅迫/強要シーンがあったり望まぬ関係(恐らく性行為も含む)を迫るなど、パワーバランスの変化とか読み取れるかも考えると最低でも13歳〜かなと思います。

 

主演のジェイク・ギレンホール(ジレンホール?)はとても特徴的なお顔で時々「あー観たいな」と思う中毒性があるのですが、こんな恐ろしい映画だったとは。

まずはその「お顔」をご覧ください。

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眼!!!!!!!!口!!!!!

序盤のハニカミ笑顔から中盤の剣幕、後半に至っては冷静確実に仕留めに入る獰猛さ。顔芸?怪演?なんて言えばいい?これってもう生まれ持ったパーツと筋肉を自在に操る事で仕上げられた彼の成せる技だと思うので本当に凄い。すごい。(10歳くらいの感想文)

スパイダーマンファーフロムホーム」でも爽やかで頼りになる大人感を「演じてみせた」のでそちらでもその豹変ぶりを観て頂きたい…。

 

散々ジェイクの顔の話をしましたが、片腕役になるリズ・アーメッドもまた眼!!!!口!!!のタイプであります。(写真左。二人ともめちゃくちゃ目が大きいので画面圧が凄過ぎる瞬間が何度もある)

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彼のドン引きの表情を何度も見ながら鑑賞側は彼に感情移入しつつも彼と共に主人公のダークサイドに巻き込まれて行きます。

そう繰り返し観たい内容の映画ではないけど、これは振れ幅最大値のジェイク・ギレンホールが目一杯詰め込まれてるので推していきたい。

特捜部Qシリーズ

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デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンによる大人気小説シリーズから「檻の中の女」2013年、「キジ殺し」2014年、「Pからのメッセージ」2016年、「カルテ番号64」2018年の4作が出ていまして、「知り過ぎたマルコ」も2021年に公開されたようですがまだ配信サービスには出ていないようです。

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自分の趣味ドンピシャで、もう、最高。

暴走気味の人付き合い苦手そうな天才肌の職人気質と、コミュニケーション上手で皆に優しく柔軟な若手のコンビ!知ってるそれ!いろんなとこでみたやつ!!おいしい!!だいすき!!

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ちょうど自分が見始めたタイミングでは「Pからのメッセージ」「カルテ番号64」しか配信されていなかったのでまだ2作しか観ていない状況なんですが、はやく他のも観たい〜!!

しかし制作会社が変わったとかでこのポスターのコンビは上記の4作品までのようです。「知り過ぎたマルコ」はどうも違うキャストらしく…残念。

これは原作も気になるところですが、北欧ミステリー系は重めの題材を扱ったものが多めなのかな?単にそちら路線での傑作が多いのかな?「ドラゴンタトゥーの女」もそうですよね、あとタイトル忘れたんですが「あれも確か北欧ミステリーだったはず」というのが2本ほど思い浮かんでいます。

対象年齢についてですが、映倫R15に相応しい描写とテーマの重さなので15歳頃からの鑑賞をおすすめします。女性、移民、弱者への差別と偏見と暴力、性犯罪諸々そこそこしっかり描写があり、性暴力の回想シーンは肌の露出は殆どありませんが撮り方が非常に生々しく精神的におぞましさが凄いなと思ったのでフラッシュバックなど注意が必要です(カルテ番号64)。子供が犠牲になる作品もあります(Pからのメッセージ)。

なかなかに辛い内容ではありますが、最後は2作品共主人公達がギッタギタにしてくれるので安心してご覧ください!(これってネタバレになる??)

コフィー&カリーム

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Netflixオリジナル映画、アメリカ発2020年公開。

 

大人と子供のバディコメディ、面白そうじゃーん?と思って見始めたら予想外に初っ端から下ネタがキツ過ぎて家族で観られない作品枠入り。

白人警官コフィーとギャングスタラッパー志望?の黒人小学生カリームの2人がすったもんだするんですが(これはコーヒー&クリームって事ね?)とにかく開始1分から騎乗位、それ以降Fワード出っぱなし。

ちゃんと笑えるシーンもあるんだけど、いかんせん子供にFワード連発させっ放しなのはいかがなものか…というかせめてそれが笑いに繋がるならともかく、なんかちょっと意味不明で笑えずにポカーンとして字幕見直して英語聞き直して「いやよくわかんねーな」となるなど…つまりこれはもしかして面白くない…のでは…?という箇所もちらほら。

脇役の動きややり取りは面白くて「ホーム・アローン」を思い出すような雰囲気なんだけど、謎にコフィーとカリームがゲイネタを持ち出してギャアギャアやるのがこれまた意味不明というかむしろこれって差別的〜みたいな話にならないの?という不安感が。

 

洗濯物干しながらチラチラ見て時々笑う、みたいな耳と目がなんとなく寂しい時に流しておいたら案外笑えた、とかそんな程度で良いかも。でも音楽とタイトルやエンドロールはカッコいいよ!!