ファイティングファミリー
2019年アメリカ発のプロレス映画。
なんと実話ベースというのがグッとくるファイティングファミリー、主演は今まさにスターダムを駆け上がっている最中のフローレンス・ピュー。主人公が実在かつ現在28歳と若いので、作中の登場人物も存命の有名人で本人が出演しています。
（正確には2012年のドキュメンタリー『The Wrestlers: Fighting with My Family』が原作）
調べてみたら主人公ペイジは13歳でリングデビュー、13年後の2018年には怪我が原因で引退していました。過酷な試合を繰り返すので長く現役で活躍し続けるのはやはり難しいようですね…映画を見て好きになってしまったのでとても残念です（本人の試合などは一切見ていないので色々気が早い）。
これまで全くプロレスの知識も興味もなく、周囲でハマっている人も特におらず…そんな自分がこの作品を観ようと思ったのは主演のフローレンス・ピューが好きだから。日本では「ミッドサマー」が話題を集めましたが「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」で第92回アカデミー助演女優賞にノミネートされています。
初めてピューを観たのはリーアム・ニーソンの「トレイン・ミッション」というサスペンスで、端役なのに骨太で存在感のある姿に一目惚れ。すぐ調べて、ミッドサマーの人か！と思っていたところでMarvelの「ブラック・ウィドウ」にも出演するとわかり納得の流れでした。（ブラック〜もオススメです！骨太さがこれでもかと堪能できます）
映画本編の話に戻りますが、ストーリーは予告編で見たまんまです。が、主人公ペイジの若さからくる傲慢さ、そこに滲む弱さと強さ、掠れ気味の声の語尾が震える様を是非観てもらいたい。
鑑賞可能な年齢は10歳以上だけど、心情や語彙の理解力を考えると12歳以上かなー！という感じです。スクールカーストを感じさせる場面、fワード、泥酔暴行の末に勾留などが出てきます。
ティーンが観れば一緒に歯を食いしばり、大人が観ればその眩しい姿に心から応援したくなるような映画です。
