ファンタスティックMr.FOX
『ファンタスティック Mr.FOX』(Fantastic Mr. Fox)は、2009年公開のストップモーション・アニメーション映画である。ロアルド・ダールの児童文学『父さんギツネバンザイ』を原作としており、ウェス・アンダーソンが初めて監督したアニメ作品である。(ウィキペディアより)
字幕版だとフォックス夫妻がジョージ・クルーニーとメリル・ストリープ、他にもウィレム・デフォーとビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソンにマイケル・ガンボンという豪華配役です。
自分はストップモーションアニメがもつ僅かなぎこちなさとディティールの細やかさが好きで、子供たちにもしつこく「これ本物のお人形を1ミリずつ動かして写真撮ったのを繋げてるんだよ」と説明していて「もう聞いた」と言われています。
ストーリーは実写版「ピーターラビット」に近そう…まだ見てないんですが。人間と動物の争いをコミカルに描いたといえばまあそうなんですが、とにかくMr.フォックスが思い描く身勝手なファンタスティック生活を送りたいが為に無茶と嘘を繰り返し子供をを巻き込み果ては近隣住民をも含めて人間との戦争に発展…という正直言ってストーリーは好きじゃないんです。が、キャラクターデザインが素敵。
Mr.フォックスが全部悪いのでは?というのはさておき確かに全年齢対象で親の注釈なしで観せてもそう困る感じじゃないかな…というわけで5歳くらいから観られそうです。
スーサイド・スクワッド
マーゴット・ロビー、カーラ・デルヴィーニュ、福原かれん、ウィル・スミス、ジャレッド・レト、ヨエル・キナマンという「個人的すきピ大集合」です!
先日2作目の「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」が公開開始されたばかりなので復習として今度は吹替版で観てみました。Twitterで誰かが「吹替版の方が話がわかり易い」みたいなことを書いていたのを見かけたのもあります。
吹替にやたらと芸能人を起用するようになってからは特に吹替を避けて来ましたがこの作品はその辺りの心配無用でした。
ジャレッド・レトの演じるジョーカーがものっすごく好きなんですよね…。作品内でもジョーカーに関してはかなり作り込まれていて画面からの情報量が多いですよね??スーサイド・スクワッドのメインメンバーはハーレイなのにジョーカーの重要さをこれでもかと何度も出してくる辺り製作側の「好き」を感じます。
なんとPG13なので高学年から鑑賞可能、吹替ならセリフもマイルドです。が、ハーレイがクレイジーなビッチであるエピソードとして柵をナメて刑務官を誘う、男性に跨るなどのシーンがあります。そこまで過激ではないものの、ご参考まで。
個人的にちょっと納得いかない表現としては、太鼓の昔から存在する「メタヒューマン」に憑依されているジューン博士がエンチャントレスに交代するたびにビキニと透け透け衣装をヒラつかせたりするところ。そこに色っぽさ必要なくない…?でも博士とエンチャントレスが交代する瞬間の表現は最高に素晴らしいので何度でも観たい。
ところでこちらの予告編なんですが、正直言って本編より良いかもしれない…リズム感と使うシーンの良さ!!
この予告編を観てしまうと本編がちょっと物足りないかも。うーん、やっぱり本編を観る前ならオススメしてはいけない…。
ヒックとドラゴン(シリーズ)
原作はイギリスの児童文学作家クレシッダ・コーウェルの作品。
2010年に1作目、2014年に2、2019年に3作目「聖地への冒険」、アニメドラマシーズン1が2013年、シーズン2は2015年。
どれも人気の高い作品で、映画をはじめアニメシリーズも世界中で親しまれています。
言葉遣いから何から安全安心の全年齢!
ストーリーの難度から考えると5歳頃から楽しめそうかなと思います。
日本では2010年3月、全国子ども会連合会によって映画分野での「子ども会推奨マーク」の認定を受けたそうです。納得。
脚本や監督からのインタビューによると原作とは違う点が多い仕上がりの作品だそうですが、
映画そのものは素晴らしい仕上がりなのではないかなと思います。
舞台は北海のバーク島、ドラゴンを狩れるようになることで一人前とされるバイキング一族のヒック。彼は狩こそ未経験なものの様々な狩猟器具を作るアイディアマンですが、周囲からは「族長の息子なのにひ弱な変わり者」としてからかわれていました。
ある時、自分の作った武器で伝説のドラゴンを捕らえることに成功したヒックは…
悪役のいない映画ですが、男らしさに固執する父親やドラゴンを敵視する周囲の人々など、見えない鎖を解いていくお話です。
シリーズ全編通しておすすめできる良い作品なのでここではまとめて紹介しましたが、ひとつひとつゆっくり楽しんでもらいたい気持ちもあります。
それからこちらの「ドラゴン学」という本もおすすめしたい!見て触って楽しめるドラゴンの図鑑です。
スポンジ・ボブ ミュージカル:ライブ・オン・ステージ
「スポンジ・ボブ」のアニメを元にしたミュージカル「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ」というタイトルで2017〜18年にかけブロードウェイで上演、第72回トニー賞ミュージカル部門では装置デザイン賞を獲得。
Twitter上で評判が良く気になっていた作品が観られるとの事で早速アプリの通知オンにして観ました!当然全年齢対象…ですが吹替がなく字幕のみなので低学年や就学前のお子さんは飽きてしまうかも。
もうすっかり大人のあなたも、そんなの卒業したよっていう高学年の皆さんもぜひ観て欲しい。
各キャラクターの衣装デザインやヘアメイクによる再現性が高く、説明がなくても即わかります!しかもみなさん表情…いや顔芸と言うのかな?とにかく顔面の筋肉全て使いこなしてる、凄い。物凄くよく動いて顔面でスポンジボブワールド再現してる。眼球も激しく動く。
ストーリーは相変わらずハチャメチャで完全にスポンジボブなので、舞台でこれを…!!という気持ちがおさまらないまま見終わります。
ミュージカルなので普段のアニメよりも歌やダンスが多いですが各々見せ場がばっちり作られていて良いなー!という感じでした。
プランクトンが驚きのイケメン化を遂げていて思わず二度見、ちゃんと小さいバージョンのプランクトンもいて「オースティンパワーズ」のミニ・ミーを思い出しました。
字幕がネックかなとは思いますが、鮮やかな衣装と舞台、素晴らしいダンスと歌に表情筋の大活躍をぜひ!
CALI K9 どんな犬でもしつけます
Netflixオリジナル、1話約30分全6話のドキュメンタリー。
CALI(カリフォルニア)K9(Canine=犬科)という名前で実在するドッグスクールのドキュメンタリーです。↓スクールの公式サイト
オーナーでトレーナーのジャスは敬虔なムスリム。カリフォルニアでも治安の悪い街に生まれ育ち、幼い頃から飼っていた犬の躾が自らの知識不足から辛い経験に繋がり、ドッグトレーナーになりました。
彼の信条は「犬は悪くない、飼い主が無知なだけ」
このシリーズは専門用語が出てくるだけでなく、かなり厳しい背景の説明もあるので保護者の手放しで視聴させようと思うなら少なくとも10〜11歳が最低ラインです。(Netflixでもキッズカテゴリには入っていないので基本的には大人向けと考えてください)しかし、もしこれからペットを飼おうと考えているなら何歳からでも一緒にこの作品を見て「動物と暮らすこと」について少しでも知って考えてくれたらと思います。
どんな動物でもペットは人間が家に迎え入れない限り存在し得ないものなので、どうか責任の重さ大きさを自覚した上で迎えて欲しいです。
この作品に出てくる犬はほぼ全て人間のエゴの巻き添えになった被害犬です。犬の気質や役割、好みを理解して満たせない飼い主が皆「手に負えない」とジェスのところにやってくる。犬を理解しないまま飼う、それがどんな結末をも含む事なのかジェスが繰り返し依頼者に説明する真摯な姿に胸を打たれます。
CALI K9の公式サイトを見てわかるように、あの「箱」や躾グッズもそんなに高額でもなさそうで、ジェス〜!!
アパレル展開もしてるけど基本シンプルだし「Always training」て…ジェス〜!!!
そんなわけで、ペットを飼う予定の無い方にもみてもらいたい作品です。(雑なシメ)
ザ・ペンギンズfromマダガスカル
『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』(The Penguins of Madagascar、略称:PoM)は、2008年11月28日から2015年12月19日までアメリカで放送されたニコロデオン及びドリームワークス・アニメーション製作のコンピュータグラフィックスコメディアニメシリーズ。(Wikipediaより)
アニメ映画「マダガスカル」(3作も出てるのにどれも未視聴!)シリーズに出ているペンギン達を主人公にしたスピンオフで、ディズニーチャンネルで見かけて好きになりました。もちろん子供達もお気に入りです。
さらにこのアニメシリーズから「ザ・ペンギンズfromマダガスカル ザ・ムービー」も出まして、こちらも親子共にお気に入り。
4匹のペンギンがスパイチーム?を組んであれこれ活動に勤しむのですが、任務から行動から何もかもがハチャメチャなので深く考えずに楽しめます。何かと安心の全年齢対象!
ワンダー 君は太陽
2017年アメリカ発、原作は2012年発表「ワンダー」。
映画『ワンダー 君は太陽』本予告60秒 6.15(金)公開 - YouTube
トリーチャー・コリンズ・フランチェスケッティ症候群という先天性の障害を持つ男の子が主人公。主に顔面や耳の骨の不形成などの状態で生まれてくる遺伝性疾患で、生まれてからすぐに手術を繰り返すことも珍しくありません。(下顎周辺から目耳にかけての不形成の為、呼吸器に障害がある場合まず気管切開をするところからということもあります)
主人公のオギーも27回の手術による入退院を耐え自宅学習で5年生まで過ごし、やっと容態が安定したので小学校に編入しようというところから物語は始まります。
なんとなく「子供達(5.8.10歳)に良いかな…?」と思って見始めたらまあまあ良さそうな反応でした。しかしさすがに5歳児はあと数ヶ月で1年生とはいえ少し難しかったので質問が多くそのつど答えながら観ることになり、それを聞いていた上の子達もあれこれ質問してきたのでこれは映画館でなくて良かったなと思いました。
子供同士のいじめのニュアンスや「きょうだい児」のこと、傲慢で意地の悪い大人が自己保身に走る様などは8歳でも汲み取りきれない部分が時々ありました。
ちょっとした行き違い(?)から友達との間がギクシャクしたり、仲直りに至るまでのほんのわずかだけれど痛烈なやり取り。劇中でマインクラフトが使われるのは知らなかったので、思わぬ画面登場に本来とは違う意味で盛り上がったりもしました。
自分は割と人に注釈を垂れつつ観るのも気にならないタイプなのでそこまで気になりませんでしたが、子供からの質問が多そうな作品を避けたい方もいるかなと思ってそういった部分も書いてみました、参考になれば幸いです。
なんかいつもの感じと随分違う書き方になってしまった。