140字以降のこと

子供向け番組/映画などの話

カウボーイ・ビバップ

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Netflixドラマシリーズ、2021年11月開始。

アニメ版の存在は知っていて、根強いコアなファンが知人友人にちらほらいたこともあり「ハイハイガノタ〜」みたいな雑な扱いしてました(ガノタガンダムオタク、ガンダムの話を始めると止まらない的な)ごめん。でも元々自分はアニメをあまり見ない方だから…。ゴリ推されて見たのは「エヴァンゲリオン」ぐらいかも(それも丸一日かけて流しっぱなし、推薦者が食事作って出してくれるので自分は延々観ながら飲み食いするだけ)。

 

さておき一通り観たもののブログを中途半端に下書きのままにしていたら打ち切り決定との一報。ドラマ制作決定してキャスト発表された時から一部で非難轟々だったらしく、それが後を引いてシーズン1で打ち切りの形になったようです。元の作品を知らないで楽しんでいた側としては残念過ぎる…でも確かに「この後どうするんだ??」という大きな疑問の残る結末ではあったけれど。

 

映画「シャフト」を観たことがある方には通じるかな?実写だとキメキメカッコ良すぎて逆にムズムズきてしまうクサさ、漫画のようなワザとらしいほどのカッコ良さの連続。(この時点で観る人を少し選ぶかもしれない)

多少の飲酒と暴力表現、少しだけややこしい恋愛のもつれ有りのストーリーということで10歳以上からかなー。アクションやキャストのカッコ良さは凄くいいし「こういうスタイルも勉強になるなあ」の気持ちで未完のドラマを観てみるのもいいかもしれません(無茶振り)。

スパイダーマンノーウェイホーム

 

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マーベル・シネマティック・ユニバース、この壮大なサーガはどこまで広がっていくのでしょうか…。2022年1月日本公開。

 

正直に申し上げてフラットな気持ちで語れる気がしない作品であることは間違いない、そしてそういう人はそう少なくないのでは…という作品内でもリアルの世界でも激震の走る内容でした。

鑑賞した人が帰宅後語ると共に泣き崩れたとか泣き過ぎて頭痛がするとか色々聞いてから挑んだので、吸水速乾フェイスタオルとティッシュとマスクの替えやメガネ拭き(瞬きで涙が飛んで汚れるのです)など久しぶりに持ち物に気を配った鑑賞体験でした。

おかげさまで思う存分泣いて楽しめました。

 

スパイダーマンは大人の事情により映像化権が売却されたりしたので実写映画としては「ピーター・パーカー」が3人おりまして、MCU(ディズニー)がガンガン話を広げていく中でアベンジャーズスパイダーマンソニー・ピクチャーズが権利を持ってる)は入れないのでは??など情報が錯綜した時期もありました。スパイダーマンというキャラクターが誕生して以来約60年、それら映画とは別にアニメ作品も出ていますし長く愛されているが故に様々なスパイダーマンが存在している状態だったのです。

基本的には実写映画の方をざっくり抑えてから「ノーウェイホーム」を観て貰えればと思うのですが、それにしても「ざっくり≒最低でも映画7本」というこのハードルの高さ。欲を言えば追加であと5本MCUを観て欲しい…いや8本…正直に言うと全部なんだけど……みたいな感じでどんどん声が小さくなる。申し訳ない。でももしよかったら、興味が少しでもあれば観て欲しい。

そこに追加でこちら

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アニメ映画「スパイダーバース」、これが超良作な上に今回の「ノーウェイホーム」の世界観の前フリとして分かりやすいのでゼ!ヒ!観て欲しい。「ノーウェイホーム」を観る予定ないよって場合でもいい、これはこれで最高に素敵な作品なので激推しします。

 

スパイダーマン、ピーター・パーカーというキャラクターはどれも「子供から大人へ」が主軸のひとつになっていて、おそらくそれもあってリアルタイムで観て来た人達の涙腺爆破に至った部分もあるなと思います。ピーター達に思い巡らすとすぐ泣けるようになった。

2022から新しい特技。

 

ヒーローを演じるということがその人間にとって生き方すらも左右してしまうというのは、とかもう色々考えが止まらなくなってまた泣いた。演者に幸あれ。

シンデレラ(Amazon original)

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2021年2月公開予定だったのを断念、9月に配信開始。

メインは若手俳優、脇は豪華キャストでガッチリ固めて間違いない布陣!という感じです。

イディナ・メンゼルが意地悪な継母役にぴったり、さすがの歌唱力で圧倒してくれます。今作が初主演のカミラ・カベロがとてもイキが良い、生命力を感じさせる伸びやかな歌声。王子役のニコラス・ガリツィンなんてラグビーのプロ志望だったの!?歌良し器量良しガタイ良し!!

カラフルな衣装が〜、といった記事を見かけた気がしますが確かに素晴らしい洋服が満載です。国民にお触れを出す係と音楽隊の制服、シルエットが最高にカッコ良かった。姫の普段着は特にどの服も柄がめちゃくちゃ素敵で、物欲が大いに刺激されました。

逆にエラがデザインしたというドレスはどれもピンとこなかったのが残念…ディズニーのシンデレライメージと被らせない為にあれこれ捻った結果なのかなとは思うのですが。(2019メットガラでゼンデイヤが着ていた光るドレスが最高で印象的過ぎたのが痛かったかも。

See Zendaya's Fairy Tale Moment at 2019 Met Gala | E! Red Carpet & Award Shows - YouTube

 

内容についてですが、Amazonでは7歳からと出ています。しかし肝心の歌が日本語版ではない為にお話がわかりにくそうだなと思うので、字幕が読める9〜10歳頃からが良さそうかなと思います。好きなことを追いかけて生きることをテーマにしたお話なので、素敵な歌やビジュアルだけじゃなくストーリーもちゃんと理解して貰えた方がいいなあと。

使われている曲が懐メロ寄りなのでミュージカルが好きなら大人も楽しいと思います。

エクストリーム・ジョブ

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2020年日本公開の韓国発コメディ映画、PG12(飲酒と暴力表現のせいかな?)。

イ・ビョンホン監督…って俳優の?と思いましたが同姓同名で別の方でした(韓国では同姓同名はかなり多いらしいですね)。

「スペース・スウィーパーズ」に出ていたチン・ソンギュが出てます!やっぱり良い!…というか毎回似たような役柄、いやこれはこれでハマり役ということなのかな。母国語以外も話せるのってやっぱり強いなあとしみじみ思いました。「犯罪都市」でも確か中国語使ってたし、中国語ができることでキャスティングされる→ファン層も幅が広がるって事ですしね。恋愛ものにも出演しているらしいので今後ますますの活躍をお祈りしてます。

 

対象年齢についてですが、PG12ということで確かに飲酒・麻薬吸引の場面もあり暴力表現もあるので多少説明は必要かなと思いますが基本的には10〜11歳以上から楽しく観られそうです。もちろん隠語やセクシーな雰囲気の場面も特にないです。

 

スナック食べつつ笑いながら観るのに丁度いい映画なので、雪だ休校だでお暇な時にちょっと気が向いたら是非!

続編「シークレット・ジョブ」も配信中だそうなのでいづれ

あけまして

あけましておめでとうございます、多分今年もたくさん観ます。

最近は…また子供向けレビューには書きづらい感じの作品を立て続けに観ています。

「ヴェノムレットゼアビーカーネイジ」「プレデター」「レインコートキラー:ソウル20人連続殺人事件」「毒戦」「毒戦Believer」「魔界探偵ゴーゴリ(3部作)」「キャッシュトラック」「悪人伝」「トランスワールド」「フライトゲーム」…あとは忘れました、ツイートはしてるけどタグ付けてないからわからないな…。アプリ内で過去に見た一覧とか出れば良いのにね???自分が使いこなせてないだけで存在するの??画像なくてもいいからタイトルだけでも知りたい。

ブログの下書きにあるのは「マーズアタック」「ミッチェル家とマシンの反乱」「カウボーイビバップ」とかとかとか。

そして観たいものはいくつもあるのに、もうすぐ「スパイダーマンノーウェイホーム」が封切りなのでスパイダーマンシリーズ全作おさらいをしておきたいところ…間に合うか?

そんなところにNetflixで「キング・アーサー」が再配信とのこと、まだ観たことないから逃せない!「クィア・アイ」の新シーズンもきてるし「ウィッチャー」S2もまだ途中!

今年もきっと「何か観たいのに観る気力がない」「何もかも観たいのに時間が足りない」の大波小波でやっていきます。

インターステラー

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クリストファー・ノーラン監督の超話題大作なんですが、長いし宇宙苦手だし絶対しんどくなるしなあと(深海と宇宙で空気が無くなるのが苦手)思って全くの手付かずで7年経過しました2014年の作品です。

そしたらティモシー・シャラメいた…気づきませんでした、こんなところでうっかり初めてシャラメ出演作を観てしまった…てっきりいつか観る予定の「君の名前で僕を呼んで」か「DUNE」でお目にかかるつもりでいたのにこんな間抜けな出会い。

 

さておき俳優陣が個人的に超好みの人達ばかりで7年も観ないでいたのナンデ??って改めて思いましたが振り返ったら3人目の子が産まれるあたりだったので無理もなかった。マッケンジー・フォイジェシカ・チャスティン、この薄い唇と目力の強さが素晴らしい。ジョディ・フォスター系の頑固一徹顔。そこにマシュー・マコノヒーのちょい甘フェイスがダディ、更にアン・ハサウェイのダディがサー・マイケル・ケインバットマンの執事アルフレッド)!好きな顔勢揃い。

顔の話ばかりしましたが、狭い宇宙船やヘルメットの中の表情を追うようなシーンで輝く彼らの確かな演技力に飲み込まれて自分と一緒に泣いて欲しい。そこかしこで泣いた。映画館じゃなくてよかった。

 

肝心の内容ですが、相対性理論ミリしらで挑みましたが大丈夫でした。数学や天文学に不安があるとかまだ小学生だし…みたいなのは気にせず鑑賞できます。(「TENET」もわかんないなりに楽しめたから同じノリで少々申し訳ない気持ち)

ただ長編なのと序盤は登場人物たちの関係と心の動きを描くのでその辺が読み取れそうかなとか、わからないことを「なんで?」と質問しつつ楽しめそうな性格だったりすると良いかな…とても優しい結末の作品なので夏休みの読書感想文に推したいレベル(原作があるのかは知らないで適当に書いてます)。うーーーん、13〜14歳頃から楽しめるのかな…早い子は11歳…うーーーーーん。

何も、作品の全てを理解できる必要はないと思うし、少し背伸びして観て数年後にまた何かのきっかけでまた観たり原作を手に取ったりというのも素敵な楽しみ方だと思うので。作品で背伸びするのいいですよね。(曖昧に終わる)

トランス・ワールド

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原題Enter Nowhere、別名「ブラックウッドの幽霊」は2011年制作のアメリカ合衆国のSF・スリラー作品。

 

クリント・イーストウッドの息子初主演作だそうで、なるほどこれが…と顔ばかり見てしまいました。ゴシップ記事なんかで見かけて顔が似てるのは知ってたけど本当によく似てますね、そしてこんなに似ているのに不思議なほどチャラみがある…なぜでしょう…。

 

暴力と飲酒表現があるとかでAmazon primeでは13歳以上が対象になっていましたがそんなに酷いものでもないかなという印象。話の理解度から11歳頃から観られるSF入門としておススメしたい作品です。

作中、少し古い作品や物の話題、物語のキーになるマークが出てくるので世界史を習い始めて第二次対戦か冷戦近くまで知っていると注釈なしで鑑賞できます。

こういう◯◯◯◯◯◯ッ◯◯(ネタバレになるので伏せました)は凄く面白いし種明かしの爽快感もあってSF入門編にぴったりだと思うので、これはとても良い作品だなと思います。ドラえもんにもよく出てくるし!