スパイダーマンノーウェイホーム
マーベル・シネマティック・ユニバース、この壮大なサーガはどこまで広がっていくのでしょうか…。2022年1月日本公開。
正直に申し上げてフラットな気持ちで語れる気がしない作品であることは間違いない、そしてそういう人はそう少なくないのでは…という作品内でもリアルの世界でも激震の走る内容でした。
鑑賞した人が帰宅後語ると共に泣き崩れたとか泣き過ぎて頭痛がするとか色々聞いてから挑んだので、吸水速乾フェイスタオルとティッシュとマスクの替えやメガネ拭き(瞬きで涙が飛んで汚れるのです)など久しぶりに持ち物に気を配った鑑賞体験でした。
おかげさまで思う存分泣いて楽しめました。
スパイダーマンは大人の事情により映像化権が売却されたりしたので実写映画としては「ピーター・パーカー」が3人おりまして、MCU(ディズニー)がガンガン話を広げていく中でアベンジャーズにスパイダーマン(ソニー・ピクチャーズが権利を持ってる)は入れないのでは??など情報が錯綜した時期もありました。スパイダーマンというキャラクターが誕生して以来約60年、それら映画とは別にアニメ作品も出ていますし長く愛されているが故に様々なスパイダーマンが存在している状態だったのです。
基本的には実写映画の方をざっくり抑えてから「ノーウェイホーム」を観て貰えればと思うのですが、それにしても「ざっくり≒最低でも映画7本」というこのハードルの高さ。欲を言えば追加であと5本MCUを観て欲しい…いや8本…正直に言うと全部なんだけど……みたいな感じでどんどん声が小さくなる。申し訳ない。でももしよかったら、興味が少しでもあれば観て欲しい。
そこに追加でこちら
アニメ映画「スパイダーバース」、これが超良作な上に今回の「ノーウェイホーム」の世界観の前フリとして分かりやすいのでゼ!ヒ!観て欲しい。「ノーウェイホーム」を観る予定ないよって場合でもいい、これはこれで最高に素敵な作品なので激推しします。
スパイダーマン、ピーター・パーカーというキャラクターはどれも「子供から大人へ」が主軸のひとつになっていて、おそらくそれもあってリアルタイムで観て来た人達の涙腺爆破に至った部分もあるなと思います。ピーター達に思い巡らすとすぐ泣けるようになった。
2022から新しい特技。
ヒーローを演じるということがその人間にとって生き方すらも左右してしまうというのは、とかもう色々考えが止まらなくなってまた泣いた。演者に幸あれ。