140字以降のこと

子供向け番組/映画などの話

オススメ映画の記事が書けない!

我が家、子供達が3人とも小学生でして。自宅も実家も義実家も近しい親戚も一都三県に集中していてもはや通年緊急事態もしくは無限まんぼう期間。

とりあえず大人はワクチン予約できたもののまだ打ち終わっていない状況で夏休みが終わってしまい、苦肉の策で夏休み延長もとい登校自粛を続けています。

 

とにかく家で勉強見るのはまだ大した事ないからどうにでもなるし、と高を括っていたら「オンライン授業」が始まりました。これがなかなかの曲者で、最初のうちはタブレットの設定ミスやサーバトラブルなどのゴタゴタにひたすら振り回されてしんどい日々。徐々に回線が安定しつつある中で先生も生徒もオンライン授業に慣れてきた頃、今度はアプリを悪用する生徒の出現などなど…毎日1〜6時間目まで子供3人入れ替わり立ち替わりオンライン授業の面倒を見るのにてんてこまいで疲れ果ててブログどころではなく、隙間時間にぼーっとするくらいです。

無理矢理1日かけて細切れで映画観てみたりもしていますが、なんかやっぱりね…満足感とか感想もりもり書きたくなったりとかはしないですね。やるせない。

 

最近観たのは「ミッドサマー」「007カジノロワイヤル」「いつでもやめられる」「コンスタンティン」「ワンダーウーマン1984」「ブライトバーン」「ケイト」「愛の不時着」あとアニメシリーズで「What if」…案外色々ねじ込んで観てましたね、書いててびっくりした…自分の体感では9月に入ってから映画2本くらいのつもりだったのに。

 

まあとにかく、気忙しい!落ち着かない!日中にゆっくりできるのが昼休みの最大約50分!あとは全部不規則細切れ!

土日はせめて子供達に何か、と思って散歩に連れ出したり公園行ったり(余談ですがそこで怪我して救急車呼ぶ羽目に)、そんな感じでブログ用にゆっくり文章を書く態勢に入れないでいます。

こんな記事すら何回も中断して書きました。コロナめ〜!

iBoy

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2017年のNetflixオリジナル映画、原作はケヴィン・ブルックスによる同名のヤングアダルト向けSF小説

 

近未来/現在、治安があまり良くなく大型アパートがまるまるひとつの小さな町を形成しているような地域で生まれ育つハイティーンの子供達を描いたラノベ感ある作品。(親世代の感覚で言うと田舎町の閉塞感がこの大型アパート群に詰まっています)

 

家族ぐるみのお付き合いをしている人から、いじめなどの少し複雑なテーマを含んだ作品を教えて欲しいとのことでこちらと「ワンダー君は太陽」を薦めてみました。

そんな訳でタグは高学年のみに絞りました。対象年齢は最低ライン11歳以上です。暴行殺人、自殺に加えレイプの描写もあるので性教育ゼロの場合はまだ観ない方が良いでしょうし、そうでなくても鑑賞前と途中に少し説明をする必要もあると思います。我が家ではまだ見せていません。

 

主人公トムが片想い相手のルーシー宅へ行くと、暴漢達に襲われている最中だった。銃を向けられ逃げながら通報したその時、発砲され携帯を貫通し頭にも銃弾が当たるが辛くも命を取り留める。

脳に携帯電話のパーツが一部残った状態ではあるが意識を取り戻したトム。それ以降、電子情報や動画が見えたり音声が聞こえるようになり、あの暴行時の動画を持っているクラスメイトを見つけてしまう。

 

ハイティーンの万能感とTHE厨二病スーパーパワーで極悪非道に片足突っ込んだヤンチャ達をやりこめ、片想いの無念を晴らす。爽快感やエモさが現代的なアイテムと情景に置き換わった、今のヤングアダルト向けSF。

暴行を受けた友達に寄り添いたくも自分はあの時何も出来ずに走って逃げたと恥じる主人公が母に背中を押してもらう姿、貧困から道を踏み外していくクラスメイト、身近に迫る犯罪組織の影。SF要素を抜きにすれば、残念ながら今も昔も続く負の連鎖が案外身近にある可能性を感じさせてくれます。

SF設定のユルさには笑顔で目を瞑って、トムのひたむきな優しさと傷ついたルーシーが回復していく姿をぜひ観て欲しいです。ださい花束にぎこちない笑顔、遠慮がちな声…

 

ルーシー役のメイジー・ウィリアムズは「ゲームオブスローンズ 」で不屈のアリア・スタークを演じたことで一躍脚光を浴びました。ウィキペディアによると、アメリカのドラマにおいて、初めて人を殺すシーンが放送された子供の役であるとの事でなるほどあのドラマは文字通り歴史に残る名作だなということでこちらよろしくもどうぞ。

みんなでビックリ大発見

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目に見えない細菌(さいきん)から感情、そして話題のソーシャルメディアなど、たくさんの事がらを、びっくりするほど面白い、目からうろこの科学が解き明かす。(Netflixより)

 

全13話で構成された、高学年向けの「なぜなに番組」です。大人もしっかり楽しめるし、そもそもタイトルでとても惹きつけられる!

第一話「ソーシャルメディアの真実」、SNSがやめられない理由、人はなぜイイネを押すのか?セルフィーの撮り方など。

我が家は一番上の子が今11歳で、キッズケータイは持っていますがスマホはまだです。しかし早ければ来年には持つようになるでしょう…心配は尽きません。ネットリテラシーだけではなくネットそのものとの付き合い方やネットを介した「イメージ」とは何なのか、また自制心への意識などスマホを持つ前に少し知っておいて欲しいことが山積みです。

この番組を通して少しでも予習になればと思いましたが、これは期待を裏切らない出来と言っていいでしょう!

なんなら観ている保護者の方が目を覚ますような点があるかもしれません。特に6話と7話をオススメしたいです。

 

他にも今最も世界中で注目を浴びている話題の一つ「細菌」(正確にはウイルスですが)をはじめ「感情」「夢」「記憶力」など、ちょっとしたおまじないやジンクスが流行る年頃の子達には気になるタイトルが多いのではないでしょうか。気の迷いや心のブレに対して科学を持ち込むのは自分の大好きな流れなんです。

番組内ではクイズや考える時間、ちょっとやってみて!と実践する時間が時々挟み込まれ、我が家の子供たちは嬉々として試してみていました。保護者の方もぜひご一緒に!

対象年齢は吹替・字幕の難しさもあり中学年以上としましたが、6歳の末っ子が一番興味を示して真っ先に全話鑑賞を終えていました。

 

また全体的におしゃれなのでそういう意味でも感覚的に観て欲しいなあという部分があります。エグゼクティブプロデューサーはファレル・ウィリアムス、納得ーーー!

カルメン・サンディエゴ

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カルメン・サンディエゴ(Carmen Sandiego)は、1985年に米国で発売された教育ゲーム『Where in the World Is Carmen Sandiego?』をはじめとするゲームシリーズ、同作を原作とするテレビ番組などメディアミックス作品群の総称、および同作品群に登場する架空の怪盗の名前である。

米国以外での知名度はそれほど高くないもののゲームシリーズは2015年まで30年に渡って発売が続けられ、テレビ番組/テレビアニメ/書籍/コミカライズなどメディアミックスが続けられており、米国内では人気のエデュテインメントコンテンツとしての地位を確立している。最初のゲーム作品から34年目となる2019年には二度目のアニメ化も行われた。(ウィキペディアより)

エデュテインメントとは娯楽でありながら、娯楽と関係ない分野の教育として機能するようなエンターテインメントの形式。テレビ番組、ゲーム、映画、音楽、ウェブサイト、マルチメディアソフトウェアなどといった一般的な娯楽の中に教育的要素を埋め込むことで、聴衆や視聴者を教育する。

 

もうのっけからウィキペディアに頼りまくりで自分の言葉ゼロスタート。

でもでもでも「この作品良いじゃない?」と思ってググり始めたら出てくる出てくる、自分が今さっき画面で見たのとは全く別物アートやドット絵のカルメン達。え?と思ってタップしたらまさかの30年前?!インターネット老人会所属の自分はもちろんピーガーーーも通りましたがさすがにカルメン発売当時はまだ小1とかその辺なので全く知らず。PC98のキャンビーが我が家に来たのは中2頃、友達が買ってきたというゲームの箱を皆で開けるとフロッピーディスクが10枚組で〜とかね、最早記憶が曖昧…そんな昔からカルメンはPCの中で世界や宇宙、時代を超えて活躍していたという事実に震えました。しかもちゃーんと面白くて役に立ち人気がある作品として今でも子供達がその名前を知ってるなんて。(日本で言うしまじろう、アメリカはカルメンだったのかな???)

学校のPC、MS-DOSで画面を左右に走り回る蛍光色の丸とか四角作ってフロッピーディスクにカタカタセーブしたりしてた…ウヒィ

 

とまあ色々検索しまくりましたが、Netflixしか観ていません。

子供達(6.8.11歳)に観せてみましたが、6歳にはまだ少々難しく解説が必要で、8歳は11歳と別の遊びがしたくて仕方がない感じで反応イマイチ…。でも本を買えば11歳は読んでくれるかも?そんなわけで対象年齢はざっくり9歳くらいからかな、という微妙なところです。

 

あとは個人的に少々気になっている部分があって。複雑な育ち方をした少女が様々な苦境を乗り越え大人になり世界をまたにかけ義賊の道を選ぶ…どこをとっても女子へのエンパワメントを強く感じる、出自のミステリアスさやサスペンス要素も楽しく素晴らしい作品です。

ですが、もしかして8歳男児がイマイチ楽しめなかったのはそういう部分のせいかもなと思うところがありました。とにかく男性陣の扱いがあまりよろしくないのです。敵役や裏切り者達だけならまだしも、カルメンと一緒に活動する少年や警部補などがショボいことやらかしてる時にカルメンや他の少女が格好良くぶちかましてサイコー……で良いのかな…。

主題歌は演歌みたいで自分はとっても好きだし、世界の国々について楽しく学べるし、ストーリーは魅力的だし、字幕版にするといろんな訛りの英語が聴けるなど大人も楽しい良作だと思うのですが、ご覧になった方は男性陣の扱いどう思ったか感想を教えて欲しいです。

イジーとコアラの世界

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オーストラリアの島で家族と暮らすイジーは、保護されたコアラのお世話係。 無事に自然に帰れるよう、コアラたちをやさしく見守るイジーの毎日をのぞいてみよう。(Netflixより)

 

間違いなく保護者の手放しで見せておける全年齢対象作品。

ジーの両親は保護コアラの健康を取り戻し森に返す為の活動をしており、自宅兼コアラ専門入院施設のような家に住んでいます。

オーストリアでは自然火災や交通事故などで負傷したり親とはぐれてしまう幼児コアラが後を断ちません。そのようなコアラは保護または通報され、こういった施設に引き取られます。治療や訓練を経て森に帰るコアラ達を幼い頃から見てきたイジーはコアラの専門家顔負けで世話をします。

 

子供向け番組なので、イジーは学校に行ってるの?これって仕事?慈善活動?などの細かい部分は特に触れないまま、イジーとコアラ達の生活を追いかけるふんわりドキュメンタリーです。だいぶまったりしているのでメインの対象年齢は3〜10歳頃までかなという感じですが、何かと新鮮なので高学年にもチラ見して貰えればなと思いました。

こちらはオトナなので、つい「なんて素敵な家!」「裸足で出掛けるの普通なんだ」とか「夜の通報でもイジー連れてコアラ受け取りに行くの!?」とか余計な事を考えてしまいますが、爪の鋭さや地面を走るコアラの素早さなど動物園ではあまり見られない姿を見られます。

 

末っ子が気に入って、リピートはしないものの全話通して鑑賞しました。テレビや本にコアラが出てくるとイジーで得た知識を思い出すようで話をしてくれます。

アドベンチャー・タイム

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最初は「ふーんなんだこれ変な顔の犬?だな」と思いながら子供達に「これ面白いの?ふーん」とか言ってたんですが、ある時「待って今の曲めっちゃいいじゃん」と思ったらアドベンチャー・タイムのエンディングテーマだったんです。そこから自分も時々見るようになりました。

よく見てみたら、物凄いハードな設定でめちゃくちゃな展開の連続。デザイナー?作画?監督から脚本から全員常にキマッてんな???と思わなくもない内容でズルズルと続いていきます。

こちらが本編無料公開中のYouTube番組↓

https://youtu.be/OvB_ybnupxA

 

いつもと順番が違いますが、ここでウィキペディアから引用。

 

核爆弾で崩壊した後に魔法が復活した世界を舞台に、勇者に憧れる人間の少年フィンと魔法の犬ジェイクの親友コンビが、地球唯一の大陸「ウー大陸」で冒険を繰り広げる剣と魔法のシニカルファンタジーコメディ。

 

本作は、ニコロデオンのランダム・カートゥーンズ(オーイェイ・カートゥーンズ!のスピンオフ)枠で放送された、フレドレター・スタジオ制作の短編アニメを基にしている。放送終了後にインターネット上で人気を博したこの短編アニメをカートゥーンネットワークが購入し、30分番組として作ることが決定した。2010年3月11日に予告編が放送された後、同年4月5日に本放送が開始された。

 

ちょこちょこかかる曲が大体琴線に触れるんですよね…子供達が生まれてからその辺の感覚が鈍麻してたのが目覚めたような気がします。

対象年齢は全然わかりませんが、幼稚園児から小4までケタケタ笑って観ていたので4〜5歳くらいから観られる感じです(飲酒シーンや汚い言葉などは基本的にない)。

でも「このエモさ空気感…5歳わかっ…てないよな、うん」みたいな難しい回もよくあるし、女の子と付き合うとか別れるとかキスさせてとねだる場面もあって、ほんと対象年齢謎。ティーン以上なのかなあ。

無理難題ぶちまけて皆に嫌われて快心したり、喧嘩別れして仲直りするようなのもあってたまにホッとします。大体ずっとめちゃくちゃなまま進んでいくのでw

 

我が家の次男が特に気に入っているのでグッズを買おうとしましたが時すでに遅し。

自分の母(祖母)が次男の誕生日に白Tに絵を描いて送ってくれました。自分はAmazonに靴下が売ってたのでそれを買ってあげました…ぬいぐるみとか出てくれると嬉しいなあ。

天才犬ピーボ博士のタイムトラベル

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『天才犬ピーボ博士のタイムトラベル』(原題:Mr. Peabody & Sherman)は、2014年のアメリカの3DCGによる3Dアニメ映画。「ライオン・キング」のロブ・ミンコフ監督。

制作は20世紀フォックス/ドリームワークス・アニメーションアメリカ合衆国では、2014年3月7日に公開、日本では劇場未公開だったが、2015年12月2日にBlu-ray Disc&DVDで発売された。(ウィキペディアより)

 

ピーボ博士は一流科学者で偉大なる発明家、そして人間の男の子を養子に持つ超天才犬である…という前提が最初の数分でサラリと説明されて(情報量〜!?)有無を言わさぬスタート。

タイムトラベルものによくあるなんちゃらパラドックスだのなんだのを博士の息子とクラスメイトが歴史を飛び飛びしっちゃかめっちゃかにしちゃうよ!さあ大変!

 

…お話し理解できるかな?という親の心配をよそに、観ている子供達は案外ふんわり理解していたのか?あまりこちらに質問は飛んできませんでした。怖いシーンもほぼ感じられず、もちろん全年齢対象だけど4〜5歳くらいから観られる感じです。

世界史や偉人伝を少し知っていた方が知ったかできて楽しいかな?ということで高学年のタグもつけました。